interview

ビジネスアプリケーション事業本部
2023年入社 ディレクター

より良いものを作るために。複眼的思考で那覇拠点の推進と社会課題解決に取り組む

株式会社グローバルウェイ(以下、グローバルウェイ)のビジネスアプリケーション事業本部を牽引するディレクターの一人。発注側の視点も受注側の視点も持ちたいと、ハード・ソフト両方を経験したエンジニアです。これまでの経験を活かし、沖縄県や農業が抱える課題の解決に貢献するための活動について語ります。

チーム全員で目標を見据えて活動する

チームメンバー
私はグローバルウェイのプラットフォーム事業部で、ディレクターを務めています。商談・提案・御見積書の作成など、案件化する前の活動を進めています。
案件化されたら、そのプロジェクトのプロジェクトマネージャー兼メンバーとしても参画しています。
業務の割合としては、リードの仕事が8割、残りの2割程度がコードの作成やデバッグ、保守などの作業となります。担当しているプロジェクトは、インフラ会社様向けのWebシステムや、データ連携基盤構築などです。

開発業務に加えて、地方拠点推進の担当として那覇オフィスの運営も実施しています。
そのため私のチームのメンバーは、東京にも沖縄にもいる、という状況です。

東京本社では、プラットフォーム事業部とMuleSoft事業推進準備室が連携し、お客様へのご提案のための作戦会議やイベント出展に向けた準備などを行っています。
沖縄の事業展開もSalesforceとMuleSoftを軸にしているので、MuleSoft事業推進準備室との連携は、とても重要です。
那覇オフィスでは、現在受注しているWebシステム開発のマネージャーとして活動しています。実際にこの案件に携わってくれているのが那覇オフィスのメンバーです。
リモートワークを活用しつつ、東京本社と那覇オフィスを行き来しながら、業務を進めています。

私がチームメンバーと仕事をする上で心がけているのは「目的を明確にし、共有すること」です。誰しも経験があると思いますが、仕事を進めていくうちに自分もメンバーも、時にはお客様ご自身も、「これは何のためにやっているのだっけ?」と目的を忘れてしまうことがあります。そのため、最初に目的・背景を明確にし、それをチームに必ず共有するようにしています。

ただ、状況は刻一刻と変化するものです。
最初に決めた目的を見失わない・ブレさせないことが大切なこともあれば、変化を受け入れる柔軟な姿勢が大切なこともあります。その意識のもと、目的が変わった場合も「最初はこうだったが、こちらに変わった」ということをしっかり整理してメンバーにも共有することを怠らないようにしています。

実直に働き続けたことで繋がった現職との縁

大学卒業後、大手ICT企業に入社し、通信事業会社向けの業務システム開発に携わってきました。
その会社には約7年在籍し、要件定義から設計・製造・試験・導入・保守まで、エンジニアの仕事は一通りなんでも経験しました。

その後、30歳を超えたくらいの時に「システム開発の流れは理解したので、今度はユーザー企業側を経験したい」と思うようになりました。「受注側を経験した私にユーザー側の視点が備われば、より良いものを生み出せるのではないか」と考え、住宅設備メーカーの研究開発部門に転職しました。
そこでは、既存の商材にセンサーや演算装置を組み込んで、新しい価値を生み出すというIoT商品の研究開発や商品企画に従事することになりました。
ベンダー側にいた頃には経験できなかった、事業化計画の立案やその事業のための一手段としてのシステム開発の捉え方を経験することができました。

研究の企画から商品化・事業化計画、特許などの知財活動など、研究開発職を一通り経験し、年齢も40歳手前に差し掛かった頃、今までのように大企業でキャリアを続けるか、または中小企業で新たな経験をしてみるか、今が分水嶺だと考えるようになりました。

そんな時に新卒時代にお世話になった先輩から実に7年ぶりに連絡をもらいました。先輩が勤務しているグローバルウェイの東京本社を訪ね、オフィス内の飲食が楽しめるスペースで、その場に居合わせた社員数人を交えながら、お互いの近況を交わしました。
「ハードもソフトも、どちらも知っている人材が欲しい。一緒に働けたら面白いことになりそう」とお誘いをいただき、これから成長していく会社であるということ、自分の経験が求められ、活かせることに面白さを感じ、私は今グローバルウェイにいます。

那覇拠点で沖縄の地域課題に取り組みたい

那覇拠点は、アジア進出のためのハブ拠点・優秀なIT人材の獲得・地域貢献が目的で設立されました。
沖縄はアジア20億人の巨大マーケットの中心であり、那覇空港から那覇市の主要部までの移動時間も15分ほどと地理的優位性があります。

加えて、沖縄にはIT技術を4年間かけて教えている学校があります。ですが沖縄で育てた優秀なIT人材は、地元愛を持ちつつも、活躍の場や高い給与を求めて県外に流出してしまうという問題があります。
我々グローバルウェイは那覇にオフィスを持つことで、地元で暮らしたいエンジニアが地元で働けるようにしたいと考えています。

さらに「沖縄の給与水準を伸ばしたい」という社会貢献目的もあります。
沖縄県は観光業が盛んで、リゾート地のキラキラとしたイメージがありますが、実際の平均年収は全国最下位、最低賃金も全国最下位クラスです。

グローバルウェイは、全国どこに住んでいてもリモートワークが可能な環境を整えています。私たちは、沖縄においてIT 産業の発展に寄与するだけでなく、高い給与水準を提供することで、地域の所得向上にも貢献したいと思っています。

社会全体で取り組むべき課題を、那覇で解決する

農業をやっている友人から農家が抱える課題について聞いたのをきっかけに、グローバルウェイとして日本の農業への貢献方法を考えることになりました。私がこれまで培ったIoTやAIの経験を農業に活用する方法を検討・検証したり、農業に従事する方々に向けたAI活用方法の情報発信に取り組んでいます。
また、次を担う世代を応援しようと、琉球大学の「琉大ハニー養蜂部」のスポンサーを始めました。
ミツバチは日本全国のハウス栽培での受粉には欠かせない存在であり、沖縄の養蜂産業を支援することは日本全国の農業を下支えすることにつながります。その沖縄の養蜂産業を今後盛り上げていこうという若い世代の活動に強く共感し、応援させていただくことになりました。

「沖縄県へ貢献をしたい」その気持ちがある方と共に活動したい

グローバルウェイは「社員一人ひとりが持ち味を発揮して仕事をしている会社」だと思います。これは社員数・会社規模とトレードオフとなるもので、大企業にはできないことだと思います。
これまで大企業に勤めており、グローバルウェイ以外の中小企業を知らない私ですが、周りの話を聞いていてもグローバルウェイはそこが突出しているのではないかと感じます。東京本社にはない那覇オフィスならではの特色は、地元・沖縄愛にあふれているメンバーが揃っており、その話題で皆が共感できるということです。この「沖縄愛」には魅力や強みはもちろん、不満なども含まれます。それらをひっくるめて、同じ地域の話題で盛り上がるメンバーたちです。

一方で東京本社には東京都民だけでなく、埼玉県民も千葉県民も神奈川県民もいる。こうなると同じ地域の話題でつながるというより、「●●県はそうなんだね」という対比や発見の話になります。
どちらが良いということはありませんが、地元愛でつながることができるのが那覇オフィスの特色だと感じています。那覇オフィスには、沖縄に何らかの形で貢献したい人が集まっています。
沖縄の地域産業や地域固有の課題に対し、地元愛を持って「なんとかしたい」と思う気持ちがなければ、地域貢献には取り組めません。こうした志を持っている人たちと一緒に働きたいと思っています。

ずっと沖縄に住んでいる方も、県外の生活を経験して沖縄に帰る方も、どちらの方とも一緒に働きたいですね。住み続けているからこそわかる課題もあれば、一度外を見たからこそ見える課題もあります。
県外出身で移住先として沖縄を選んだ方も、「沖縄愛」と貢献したい気持ちを持っている方なら大歓迎です。
こうした人材に集まってもらいたいと、私自身は沖縄の魅力と課題の両方を発信する取り組みをしています。

皆、何らかの魅力を沖縄に感じているからこそ、帰りたい・移住したいと思っているのでしょう。それを一緒に見つめるために発信をしていきます。その取り組みの一環として書いたのが「沖縄の農業の魅力とその未来」です。こちらも是非ご覧ください。

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