interview

ビジネスアプリケーション事業本部
2015年入社 プロジェクトリーダー

配達員からエンジニアへ。プロジェクトリーダーとして実感した「チームワーク」の魅力

お酒の配達員からITエンジニアへ、大きな転身を遂げたエンジニア。異業種での仕事で培ったコミュニケーション力を活かす彼は、大型の開発案件でプロジェクトリーダーを任される頼もしい存在になっています。未経験の業界で成長を遂げた歩みに迫ります。

コミュニケーションを大切に──日々の積み重ねで築く信頼関係

私は現在、株式会社グローバルウェイ(以下、グローバルウェイ)で大手通信会社の法人向けビジネスポータルサイトの開発と、運用保守のプロジェクトでリーダーを務めています。チームをまとめながら納品・検収までを遅延なく進めることが、私のメイン業務です。メンバーと顧客の架け橋になったり、見積りや提案書を作成したりするほか、実際の開発作業もしています。

これまでの仕事で特に印象に残っているのは、大規模なリプレイス案件です。現在担当しているビジネスポータルサイトは、複数のサービスの窓口のような内容なのですが、最初の頃は一つのサービスだけを紹介する小さなサイトでした。

運用していく中で、顧客が扱っている20〜30個ほどのサービスをひとつのサイトに統合することになり、そのタイミングで使用言語を書き換えたり、データ連携の仕組みを整えていったりというような、大規模なリプレイスを行うことになりました。このような大規模なリプレイスは、通常かなりの時間を要します。それを半年程度でやり遂げたことは、大きな成果となりました。

グローバルウェイの開発スピードは、顧客からも評価していただいている部分です。ただ、我々がスピードを速くするということは、顧客にもそのスピードに合わせて動いていただくことが出てくるため、肩を組んで二人三脚でやっていけるような関係性が重要になります。

日々の仕事の中で良好な信頼関係をつくっていくためにも、私は「わかりやすい伝え方」を大切にしています。

これは私がもともと異業種にいたからこそ気付く部分なのかもしれませんが、IT業界にいると、技術に関する顧客の理解度に関係なく、エンジニアだけで一方的に話が進んでいくような場面も見受けられます。顧客がやりたいことは、抽象的な言葉で表現されることが多いため意図をしっかりと汲み取って、わかりやすくかみ砕いて説明する必要があると思います。

要望や理想をすり合わせていく過程では、「目に見えるもの」を用意する資料作りも大切です。私は提案書作りが得意というわけではないのですが、顧客としっかり認識合わせをするためにも、分かりやすい資料作りを心がけています。

小さな積み重ねではありますが、コミュニケーションに対する日々の心がけの積み重ねが、顧客との信頼関係を築いていくと考えています。

配達員だった私が直面した「IT化」が、エンジニアになるきっかけに

私はIT業界に来る前は、アルコール飲料の配達員として働いていました。毎日のように顧客と会って会話をするので、コミュニケーションが得意な自分に合った仕事だったのですが、体力仕事という側面もあり、30歳くらいで転職をしようと思っていました。

前職で5年ほど働く中で、さまざまなもののIT化が進みました。例えば、それまで手書きしていた伝票は、ハンディターミナルと呼ばれる端末を使うように置き換えられました。今までの作業が便利になり、時代の流れを感じる中で、IT業界に興味を持ちました。それで今後の発展性にわくわくしたことが、エンジニアに転職することを決めたきっかけです。

最初に入った会社はSES(システムエンジニアリングサービス)の業界だったのですが、未経験の私は、開発の仕事に携わることはできませんでした。ただ、講習は充実していたので、土日の講習に参加しながら自身でも独学で勉強を進めていました。

そんな中、常駐先で出会ったのがグローバルウェイでした。未経験の私に対しても、ビジネスパートナーいう立ち位置ながらしっかりと教育をしてくれて、本当にお世話になりました。それで、もっとこの人たちと一緒に働きたいと思うようになりました。

当時はまだ上場企業ではありませんでしたが、安定性というよりも、「ここで働きたい」という一心で選考を受けました。技術的にはまだ初心者でしたが、「スキルは後からついてくるから」と言ってもらえたことが嬉しかったです。

リーダーとして「橋渡し」の存在に。メンバーで助け合ったからこその成功

入社してすぐの頃は、比較的小さなプロジェクトに参加していましたが、ビジネスポータルサイトの大規模リプレイス案件をきっかけに、少しずつ大きめの仕事を任せてもらえるようになりました。

この案件を進めている当時は、私はリーダーではありませんでしたが、案件規模が大きくになるにつれて関わるメンバーも増えていき、自然と皆の橋渡しのような役割をするようになりました。そのおかげもあって、プロジェクトリーダーを任されるようになったのかもしれません。

リーダーになることで、私の意識も大きく変わりました。メンバーとして仕事をしていた時は、「任されたことをスケジュール通りに終わらせる」という意識で働いていたのですが、リーダーになると「任せる側」の立場に変わります。メンバーの仕事が止まることがないように、困ることがないようにと、さまざまなことに配慮しながら指示出しすることを覚えていきました。それまではプロジェクトの一部のみを見ていたのが、全体感を見た上でやるべきことを考えられるようになったと思います。

複数のプロジェクトが並行して進んでいると、リーダーが何人かいても、どうしても見落としが出てきてしまいます。そういう点は、チーム全体でお互いにサポートしていかなければならないと思います。

私のエンジニアとしてのキャリアは長くありませんが、プロジェクトメンバーが技術者としてサポートしてくれました。わからないことも根気強く教えてくれたので、私もみんなを支えるために、リーダーとして頑張ろうと思うことができました。彼らがいなかったら、私が初めてリーダーを務めたプロジェクトは成功しなかったと思います。

黙々とパソコンに向かうのが「エンジニア」ではない。チームワークの魅力

私はグローバルウェイに転職してから、仲間と一緒にチームで仕事をすることが好きなのだと気付きました。

「エンジニア」と言うと、一人ひとりがパソコンに向かって黙々と作業をしているイメージかもしれませんが、実際はチームワークが大切です。まず初めに「何をどうやって作るのか」という話し合いから始まって、それをメンバーで共有し、日々の進捗を確認しながら進めていく。

困ったことがあれば一緒に考えて、力を合わせてひとつのものをつくりあげていくという、まさに「共同作業」なのです。新型コロナウイルスの影響で、現在は基本的に在宅ワークで仕事をしていますが、そんな状況の中でも電話会議などでコミュニケーションを取らない日はありません。

今思えば、アルコール飲料の配達員をしていた頃は、顧客とのコミュニケーションがあったものの「個人」で動く仕事でした。仲間と一緒にやっていく楽しさを、当時の私は知らなかったと思います。

仲間と一緒に仕事をするのが好きな人にとって、グローバルウェイという会社はとても良い環境だと思います。私は今後も、IT業界の中で成長していきたいと思っています。

入社してからずっと同じ顧客を担当していて、密にやり取りをする中で、深い関係性を築くことができました。「また曽根さんにお任せしたいです」と言っていただけることも多く、とても嬉しいです。もちろん、別のプロジェクトにも参画してみたいという思いもあります。更なる成長のために、さまざまな経験を増やしていきたいからです。

将来的には、例えばプロジェクト収益も考慮した上で、品質課題を解決するプロジェクトに参加して、さらに広い視野でプロジェクトをリードするプロジェクトマネージャーを目指したいと思います。

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