interview

ビジネスアプリケーション事業本部
2020年入社 ディレクター

新たな挑戦を求めて外資コンサルファームから出戻り。グローバルウェイを二度選んだ理由

グローバルウェイのビジネスアプリケーション事業本部で活躍しているディレクター。一度は外資コンサルティングファームに転職しましたが、経験を積み重ねたのちグローバルウェイに復帰し、2021年現在まで多彩な活動を繰り広げています。コンサル経験を経て気づいた「開発経験の重要性」について語ります。

顧客対応やチーム作りから学んだ「チームリーダー」として大切なこと

私は現在、株式会社グローバルウェイ(以下、グローバルウェイ)のプラットフォーム事業本部で、マネージャーを務めています。

所属するチームでは、大手通信事業者のポータルサイト構築システムのリプレイスと追加機能の回収、運用保守を担当しています。

私自身の担当は、チーム自体の収支管理とプロジェクトの遂行です。私も顧客に対峙しながら提案から開発、運用保守までを手掛けているので、仕事では顧客に対して真摯に、そして誠実に対応することをとても大事にしています。

マネージャーになってからはまだ日が浅いのですが、チームリーダーとしての役割を任されるようになってからは10年以上経ちます。チームがあってこそのプロジェクトですので、メンバーが気持ちよく働けるような環境づくりを心がけてきました。

チームメンバーが業務やシステムに慣れてくると、顧客理解も深まるので、顧客との関係性が成熟し、業務効率は上がる一方、メンバーが入れ替わるとチーム体制にも変化が生まれて大変な想いをすることも過去にはありました。

現在はメンバーにできるだけ長く働いてもらえるように、環境を整えることをとくに意識しています。そのような考えを持てるようになったのも、さまざまなチームで業務を経験し、積み重ねてきたものがあるからこそだと思っています。

新卒でIT業界に入り、最初に就職した会社では、約7年間Webアプリの運用保守や開発に携わりました。運用保守以外の案件も多く経験し、のちにチームリーダーを任されたのですが、自分が持っていたイメージと実際のプロジェクトチームとの間に齟齬があり、要件定義の見積もりを誤ってしまう失敗も経験しました。

そういった失敗経験によって工程の大切さも学びましたが、パッケージのカスタマイズなどの業務だけでは得られない、新しい技術に対する興味も湧いてきたんです。

そこで、最先端技術に触れられる企業への転職を考えた私が注目したのは、クラウドに強みを持つグローバルウェイでした。

新しい視点や技術を求めコンサルファームへ。身に着けたロジカルシンキング

グローバルウェイに入社して実際の業務を経験する中で、自分が求めていたこれまでにない環境がここにはあると感じました。

入社後は大手通信企業のプロジェクトに入り新しい技術に触れることが多く、前職での仕事とは開発に対する概念が大きく異なることに非常に新鮮さを感じた記憶があります。担当するプロジェクトを変えながら、セールスフォース関連の開発にも3~4年携わったところで再び転機を迎えました。

ちょうどプロジェクトの区切りもよく、グローバルウェイで経験できることは一通りやりきったと感じた私は、また新しい経験や技術を求めて転職を決意しました。

次に選んだ先は大手の外資コンサルティングファーム。

実際に手を動かしながらプログラミングを行うのではなく、プロジェクトの提案や資料作成などのコンサルティング業務をメインで担当していました。プロジェクト初期段階においては、要件定義や見積もりといった、全体の方針を定める部分がとくに肝心です。

コンサルティングの実務やそれに準ずる研修を通して、顧客への提案の仕方やロジカルシンキングについて体系的に学ぶことができ、新しい視点も身に着けることができました。これはエンジニアとしての成長にもつながったと感じています。

過去にも、エンジニアとして顧客に提案することはありましたが、既存の提案資料に手を加えて提示することが多かったので、顧客の求めることについてその都度ロジカルに考えることはほとんどありませんでした。しかしコンサルティングの経験を通して、プロジェクトに対して自分の頭で考えることを徹底的に叩き込まれたことで、ストーリー性を持って顧客に納得いただけるような提案ができるようになりました。

当時身に着けたロジカルシンキングは、今もさまざまなシーンで役立っています。提案時はもちろん、ちょっとした報告業務や運用保守の説明資料作成など、プロジェクトを推進するあらゆる場面において、ロジカルに意味づけすることの価値を感じるようになりました。

エンジニア経験があるからこそ、マネジメントでも質の高い提案を

コンサルティングファームでの仕事はとてもやりがいがありおもしろかった一方、自分が直接開発に携わることは少なくなったことで、「自分の手で作りたい」という強い想いが込み上げてきました。コンサルティングの経験を生かしながら、開発にも関われる環境として、選択肢はいろいろありました。

ですが、そこでグローバルウェイを選んだのには2つの理由があります。ひとつは、すでに成熟したチーム力があるということ。

そしてもうひとつは、オープンな社風で、メンバーに裁量が与えられるチャレンジングな環境であるということです。

プロジェクトを一気通貫で支援する技術力があり、裁量も大きく与えられるのであれば、よりプロジェクト全体を見つめながら運用ができるのではないか。グローバルウェイなら、これまで実践できなかった「提案からつくるところまでを手掛ける」ことができるのではないかと。期待に胸が膨らみました。

外資コンサルティングファームでの経験は、幅広い業界や技術に触れる機会があり、自分にとってプラスとなるものでした。より深い知見を得た状態でグローバルウェイに戻ってきたことで、顧客はもちろん社内のチームに対しても、提供できる価値がいろいろあるはずだと感じ、グローバルウェイへ戻ることを決意しました。

2020年にグローバルウェイに復帰後は、大手通信企業の仕事を引き続き担当しています。ポジションはシニアコンサルタントからマネージャーに変わり、より広い視点で、プロジェクトの全体を見るようになりました。

仕事の進め方も以前と変わったと思います。以前なら、契約したプロジェクトをとにかく一生懸命やるという感じでしたが、現在はもう少し先を見据えたプロジェクトの提案ができるようになりました。

やはり、マネジメントする立場の人間にエンジニア経験があるかないかで、提案の質は大きく変わると感じます。プロジェクトの現場を理解しているからこそ、最終的に自分で責任を持てるか判断できるので、これまでの経験がとても貴重なものだったと実感しています。

組織全体の連動で大きな力を生み出し、業界全体の活性化を目指す

今後さらにチームを強化していく上では、「組織全体の連動」を考えていく必要があると思います。チーム単位では非常に優秀なメンバーもいますし、効率的に回っている状況です。そういったグローバルウェイの長所を生かし、組織全体で連動しながら企業としての力を最大限に発揮できるようにすることが今の目標です。

2020年にトップが変わり、2021年4月から第二創業期を迎えたタイミングなので、今までとは違う新しい動きが出てくるのではないかという期待があります。

たとえば、同じ会社の中であっても、職種やスタッフによってスキルや考え方も千差万別です。

それらをシェアできればお互いの課題解決にもつながりますし、顕在化されていない課題の発掘や今までにない相乗効果を生み出すのではないでしょうか。それを実現するためには、コミュニケーションをもっと活性化させて、さまざまな意見を集めることが大切です。

実際、それぞれのスキルやナレッジを資産化する取り組みも、今まで以上に積極的に始まっています。それぞれのスキルやナレッジをどんどんブラッシュアップしていく土壌ができれば、いろいろな業界の技術やアーキテクチャーを吸収して拡張していけるはずです。アウトプットのクオリティをより高く、より早くというところに、すべてのIT企業の活動が集約されていると思います。

私もどんどん新しいものを取り入れて、プロジェクトを通じて質の高いプロダクトを早くお届けしていきたいです。今後は新しい技術に挑戦しながら、最終的にはグローバルウェイがもっているソリューションを活用して社会貢献していきたいです。 

ここ数年で、世界ではDevSecOps(デブセックオプス:アプリケーションとインフラストラクチャのセキュリティを、開始時点から考慮すること)など新しいテーマが注目されるようになっていますが、日本国内ではまだ理解が進んでいないところもあると思います。

そもそもエンジニアが少ないことも大きな要因ではありますが、このような新しい取り組みを普及させるにあたり、グローバルウェイがその一助を担う存在になれればと考えています。

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