公開日 : 2025年10月15日
目次
グローバルウェイでは、新卒社員研修および新任管理職育成の一環として毎年ETロボコンに参加しています。
今年度も25卒の新入社員の皆さんが、東京・北関東地区大会(2025年9月14日、会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス)に、モデル設計から実装、試走、当日の運用までを“ひとつのプロジェクト”として遂行し、ロボットが走るほどに、設計力・段取り力・現場判断力を磨いていきました。
ETロボコンについて:https://www.etrobo.jp/
ETロボコンは、ソフトウェアモデリング(設計図)とロボット制御(走行)で競うエンジニア人材育成コンテストです。競技会だけではなく、プログラミング、ソフトウェア開発設計方法(モデル開発)、チーム開発で必要なプロジェクトマネジメント、チームビルディングで学ぶ機会を提供しています。
ETロボコンは使える機体が予め指定されているため、ハードウェアは参加者全員同じものを使う点が特徴です。この制限により、ETロボコンはソフトウェアを競う面が他のロボコンよりも強く、今までロボットに触れてこなかったWebエンジニアにも向いています
「ETロボコンを1つのプロジェクトとして考え、開発のプロセスを学ぶ」ことを前提に、新人は要件の読み解きからWBS化、実装、検証、振り返り(KPT)までを一気通貫で経験。また開発の経験だけでなく 人とのかかわり(同期だけでなく、先輩方)や各種申請など社内ルールも理解し、チームで積極的に意見を出し合いながら進めて欲しいという狙いもあります。
新任管理職はPL/PMロールで進捗・リスク・意思決定を担い、現地判断とリカバリー設計を実地で鍛えることを目的としています。
地区大会ではL(左)R(右)コース入れ替えを含む2ラウンドの走行に対応。当日環境に合わせたチューニングと運用設計(ピット作業の標準手順化、ヒューマンエラー対策の“コード化”など)を徹底して挑みました。
総合で、全国100チーム中27位、東京・北関東地区大会では8位と健闘しましたが、残念ながら地区大会で敗退となりました。
結果:https://ranking.etrobo.jp/Primary/2025
K:「共有し合うことが、前進の鍵だった」
文系出身なので、ロボット開発はまさに未知の世界。
トライ&エラーを繰り返す中で気づいたのは、「チームでの情報共有」がいかに大切かということでした。
自分の進捗や課題を言葉にして伝えることで、他メンバーの理解も深まり、作業が格段にスムーズに。
「黙って悩むより、話して進む」――この経験が今の業務姿勢にも生きています。
C:「自分で調べ、形にしていく力」
Kさんと同じく文系出身なので開発は手探り状態。まず公式資料や社内フォルダを調べ上げ、問題解決の糸口を自ら探し出しました。
「わからないことがあっても、必ずどこかにヒントがある」と気づいたことで、設計から走行まで“自走力”を磨くことができたと思います。
課題は時間との戦いと、ロボット理解の深さ。
それでも最後まで走り切ったことで、「チームで目標を達成する喜び」を実感しました。
Y:「ゴールから逆算する思考を身につけた」
ゴールを決めて逆算する進め方の大切さを実感しました。限られた時間の中で、一つの工程で複数課題を片づける工夫で効率化を進めました。上位チームはナレッジ継承が強い。来年も参加できるなら、この経験を次へ確実につなげたいです
M(メンター):「“新人だけでやり切る”粘り強さに拍手」
3人を見守ってきた立場として、最後まで自分たちの手で考え抜き完遂した姿勢を高く評価しています。特に後半の粘り強さと成長のスピードは想像以上でした。あわせて『役割分担は最適だったか? 別の役割も試したかったか?』と問いかけ、次に活かす視点を共有しました。モデル図と実機の往復で理解は深まります。今後は全員がモデリングに触れ、学びをチーム全体の力にしていってほしいと思います。
ETロボコンで培った“再現性志向”と“考え抜く力”を土台に、チームの学びを次の挑戦へつなげ、確実な価値提供を実現していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。 この記事を読んで、グローバルウェイにご関心を持って頂けたら幸いです。
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