24卒新人研修:ETロボコンで得た学びと、その苦労と喜びについて

こんにちは。2024年の4月から、グローバルウェイに入社した、ビジネスアプリケーション事業本部に配属されましたYと申します。このブログでは、24卒新卒研修の一環として取り組んだ「ETロボコン」という大会について、簡単な概要や参加目的、大会を終えてみた感想について、紹介しようと思います。

ETロボコンとは?

ETロボコンとは、ロボットをチームで制作・運用し、様々な競技でどのチームが優れたロボットを製作したのかを競う、いわゆるロボットコンテスト(ロボコン)のひとつです。

ETロボコンの目的として、「エンジニアの人財育成と技術教育の機会を提供する」というものがあり、特に組込みソフトウェア開発や設計について学ぶ事を重視されています。

ETロボコンの特徴的なルールとして

  • 利用する機体は共通
  • 難所と呼ばれるポイントがあり、そこにチャレンジしてうまくクリアできれば評価が高くなる
  • モデル図という設計書のようなものを提出し、モデル図の評価がそのまま全体の評価に繋がる

というものがあります。
これらのルールによって、「ロボコンを楽しむ」だけでなく、「チームで協力して1つの物を作る」という事について、より深く学べるようになっています。

ETロボコンに参加した目的

ETロボコンに参加した目的として、主に1つのプロジェクトに携わる体験をし、
プログラミングのスキル向上を目指し、チームワークを学ぶというものがありました。実際、ETロボコンを通して、個人で開発を進める上では行わないが、チームで開発を進める上では必須な様々な申請や処理を行い、貴重な経験を積む事ができています。

大会までの準備過程

この研修では、チーム単位で様々な行動をしないといけないという事もあり、私たちのチームは作業を始める前に以下の取り組みを行いました。

  • タスク単位でプロジェクト全体のスケジュールを決めるWBSを作成
  • ETロボコンという大会が何を目的として、どのようなプログラムを作って欲しいのかを調べる
  • 「〇日までにXXできると嬉しい」という形式で、今後の大まかなスケジュールの決定

これらの取り組みは、実際プロジェクトが後半になればなるほどとても役立ち、事前の準備の大切さを知るいい機会になったと感じています。
また、実際プロジェクトを進めていく上で、絶対に欠かせないのがコーディングです。
コーディングでは、まず開発環境の構築にとても苦戦し、その後もチーム内でのプログラムの理解と共有、その他デバッグでほとんどの時間を使い、コーディングそのものを行った時間は思った以上に少ないという印象でした。こちらについては、モデル図という目標が設定されているため、その目標に向かってチーム一丸となって進行できた事が大きいのかなと思います。

苦労した・楽しかった点

ETロボコンの作業を行っている時は、とにかく沢山苦労したという印象があります。

例を挙げると、

  • 社内の購買申請のシステム把握に時間がかかって、必要な物品の購入が遅れた
  • コーディング開始直後は、ログの出力方法が分からず、手探りの状態で機体を動かしていた
  • チームメンバーのタスクの納期が近づき、ETロボコンに割ける時間が少なくなる時があった
  • シミュレーターの動きと実際に動かしてみた時の動きが違いすぎていた
  • メンバー間でコーディングスキルに大きな差があり、役割分担が難しい時があった
  • モデル図作成に時間がかかってしまい、納期ギリギリでの提出になった
  • 本番環境で利用しようと思っていたBluetooth接続が、大会直前でエラーを起こすようになった

などです。これ以外にも本当に沢山苦労しましたが、なんとか大会では思い通りの走りの半分程度は走ってくれました。
結局、解決しないまま本番を迎えてしまい、結果に影響を与えてしまう問題もありましたが、ほとんどの問題についてはギリギリ解決する事ができました。
さて、上記で苦労した点ばかり挙げてしまいましたが、それと同じぐらい楽しかった点もあります。

例を挙げると、

  • チームメンバーで集まるタイミングが多かったので、同期とのコミュニケーションを増やせた
  • 苦労していた課題が一気に解決し、急にスケジュールを1週間程度巻く事があった
  • 機体が思った通りに動いたり、プログラムが思った通りの挙動をしてくれた
  • 組み込み系のプログラムはかなり特徴的なので、コーディングそのものがかなり新鮮だった
  • PID制御やセンサの扱いなど、新しい知見を得ることができた
  • チーム単位でコーディングをしているので、他の人が作ったコードを読むことができた
  • 練習中、会社のマスコットロボットであるBちゃんが、 会社内で広げたコースに侵入し、完走しそうになった

などがあります。

ただ楽しいだけではなく、どれも学びに繋がるような事であったと感じています。

大会に出場してみての感想

大会に出場してみて感じた事は、「練習と本番でのギャップが大きい」というものでした。
やはり本番での環境はとても整えられており、ノイズが少ないように作られていたと感じます。
しかし、だからといって練習よりいい結果が残せたかというわけでもなく、普段通りの走りができなくなっているような部分の方が多かった印象です。
それでも、練習で頑張って調整した部分はしっかりと走ってくれた事は、とても嬉しかったです。また、大会が終わって、改めてやってきた事を振り返ると、とても色々な事を体験できた研修であると感じました。コーディングだけではなく、チームメンバーとのコミュニケーションや、様々な申請処理など、責任を持って業務を進める体験ができたのは、とても大きいメリットだと思います。
大会を通して、自分の得意な事や苦手な事も知ることができたため、今後やっていく事について、深く考える事ができました。これからも、学び続ける意思を大事にして、積極的に成長できるよう頑張ります。


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