育児休業取得で得られるのは「両親の心の余裕」。パパ社員の体験談

グローバルウェイには子育て中の社員も多く、フルリモートやフルフレックスなど、家庭の事情に合わせた「働きやすさ」を様々な形で実現しています。そのひとつとして育児休業の取得者も増えつつあり、男性社員の取得実績もあります。今回は、グローバルウェイで初めて男性の育児休業を取得した、メディアプロデュース事業部のエンジニア・大河原の体験談をご紹介します。

●仕事内容を教えてください。

メディアプロデュース事業部に所属し、「キャリコネ」や「キャリコネ転職」といったメディアのバックエンドエンジニアとして働いています。現在はグループ会社の株式会社タイムチケットにて、サイト改修のお手伝いもしています。普段はPHP(Fuel PHP)を扱っていますが、タイムチケットではメインで扱う言語がPHPではなくRuby(Ruby on Rails)なので、日々勉強しながらできることに取り組んでいます。

●大河原さんは、グローバルウェイの男性社員で初めて育児休業を取得されました。育児休業取得を考えるようになったきっかけを教えてください。

私の妻はキャリア志向が強く、働くのが大好きな人なので、彼女の産後の早期キャリア復帰を応援したい気持ちが強くありました。以前から育児休業の取得は意識しており、妻にも「子どもを考える場合には、私が確実に育児休業を取得する」と宣言していました。

これにはもうひとつ別の背景があるのですが、実は私は前職で、建設エンジニアリング系の会社で人事・採用担当をしていました。建設業界の古風な雰囲気もあってか、子どもが生まれても有給休暇すら取らない社員が大半でした。男性の育児休業も、制度こそあれども人事部以外は誰も認識していないような状態で、違和感を感じていたのです。当時から「男性が育児に本格的に参加するためには“最初”が肝心で、そのためには育児休業取得が必須」と考えていたため、グローバルウェイでは機会があればぜひ取得させていただこうと考えていました。

育児休業の取得を決めた時、会社やチームの反応はいかがでしたか?

取得の半年以上前に相談したこともあり、スムーズに対応していただけました。また、初の男性の育児休業取得者ということで、会社としても取得を歓迎していただけていたように思います。

●ご家族の反応はいかがでしたか?

妻にはとても喜んでもらえました。私がもともと積極的に家事に取り組む方だったのもあり、1週間くらいは休みを取ってもらえるかも…?とは思っていたそうですが、3ヶ月もの育児休業を取れるとは思っていなかったようです。また、私や妻の両親にもとても喜んでもらえました。男性がこのような形で育児休業を取得することは、両親の時代には考えられないことだったようですから、驚きはなおさらだったと思います。

子どもが生まれてから1週間程度は病院で過ごしたのですが、退院がちょうど月末だったのできりの良いところまでは有給休暇を取り、生まれた翌月から3ヶ月間育児休業を取得させていただきました。

●育児休業の取得に向けて、スムーズに進んでいったのですね。続いて育児休業中のことについてお聞きしたいのですが、会社とはどのような形で連絡を取り合っていたのですか?

在宅ワークからそのまま育児休業に入ったこともあり、業務用PCが手元にありましたので、週に1回くらいは社内用コミュニケーションツールにログインして軽くコミュニケーションを取っていました。子どものお昼寝などのタイミングが合えば、たまに聞くだけの形で会議に参加したりもしました。(※現在はセキュリティの観点から、休業中は業務用PCを返却するようルール変更となっており、コミュニケーションの取り方も変わっています。)

それ以外にも、月1回は直上の上司とビデオ会議をしてコミュニケーションを取るようにしていました。その際に復帰するタイミングについても相談し、必要に応じて育児休業期間を短縮したり延長したりすることも可能だったので、とてもありがたかったです。

私が人事経験者だったこともあり、育児休業取得者に必要な申請やケア、書類の準備など、私から上司に説明することもありました。そういう意味では通常のケースと異なる面もあったと思いますが、上司自身が1児のパパだったので、先輩パパとして育児に関する質問をさせていただいたり、体験談を聞かせていただいたりして、とても心強かったです。

●育児休暇を取得して良かったことや、不安だったことを教えてください。

産後1ヶ月は特に妻が弱っていましたので、子どものことと自分の回復のことだけを考える期間にしてもらえたのは、本当に良かったと思います。その後も初めての子育てで右も左も分からない中、私が家事や育児を全力で手伝えたことは、お互いの心の余裕にもつながったと思っています。育児について妻と喧嘩やトラブルになることがなかったのは、お互いに心の余裕があったからにほかならないと思います。

育児休業を取得するにあたって不安だったことはあまり無いです。しいて言うなら、全然コードを書いていなくて書き方を忘れてしまいそうだったので、復帰時にちゃんと働けるだろうか?と思ったことはあります。でも、復帰後はそれまでと同じポジションにつけるということも事前に分かっていたので、復帰後のキャリアについて不安に思うことはありませんでした。

●育児休業から復帰した時の、会社やチームの反応はいかがでしたか?

もとのポジションと全く同じところに復帰しましたし、育児休業中も社内コミュニケーションツール等に顔を出していたこともあってか、非常にスムーズに迎え入れていただけました。

●育児休業取得のご経験を振り返って、どのようなお気持ちですか?

里帰り出産される方は事情もまた異なるかもしれませんが、我が家のように自宅で夫婦だけで子育てをスタートするとなると、男性の育児休業取得はもはや必須だと考えています。私は今回3ヶ月の育児休業を取得させていただきましたが、最低でも産後の1ヶ月間は夫婦そろって全力で子育てに向き合わないと、大変なことになっていたと思います。これについては家族も同意見のようで、次にもし機会があれば、最低でも1ヶ月は取ってほしいと言われています。

育児休業は「休暇」ではなく「休業」です。元人事ということで少々堅苦しい言い方をしますと、「本人の働く意思や能力があるにもかかわらず、育児のために労働ができない」状態です。育児休業に暇はありません!仕事なんかできないくらいやることが山程ありますから、ぜひ積極的に取って、パートナーをサポートするべきだと思います。

私はグローバルウェイにとって初めての男性の育児休業取得者でしたが、とてもスムーズに対応していただけて感謝しています。他の男性社員のみなさんも、機会にめぐまれ、育児に積極的に参加したいという意思があれば、ぜひ取得していただきたいです。

男性も育児休業を取得して積極的に育児に取り組むと、育児に対する経験と自信を得ることができますし、結果としてその後の様々な場面においても心の余裕を持つことができると思います。また、そうすることで、パートナーの女性も過度な責任に苛まれることなく、余裕を持って子どもに接することができるようになると思います。育児は「トラブル」の連続ですから、私は育児において「両親の心の余裕」が何よりも大切なものだと考えています。自分とパートナーの将来の心の余裕と、子どもの健やかな成長のために、育児休業を取得する男性が増えることを願っています。

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