小学校のプログラミング学習についての雑感

こんにちは、グローバルウェイのエンジニアAです。皆さん、小学校でプログラミング学習が始まっているということをご存じでしょうか。実は娘からあるお願いをされたことをきっかけに教育現場におけるプログラミング学習について考えさせられることとなりました。今回は、小学校のプログラミング学習について僕なりに感じた雑感についてご紹介したいと思います。

突然、娘から・・・。

少し前の話ですが、我が家の小学6年生(当時)が授業でプログラミング学習を行うので自宅でもできるように環境を作ってほしいと言ってきました。 小学生でプログラミングが始まると言うのは聞いていましたが、具体的に何を行うのかはわかっておらず、授業でみんな揃ってコードを書いて”Hello World!”でも表示するの?? と思いきや、使う言語はアメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償公開している「Scratch」という教材でした。
そこで、子ども目線を知るために僕なりにScratchを体験してみました。

『Scratchは、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループの協力により、Scratch財団が進めているプロジェクトです。https://scratch.mit.edu から自由に入手できます』

Scratch

Scratchはブラウザでできるプログラミングツールで、こんな画面構成になっています。

プログラミングはコードを記載するのではなく、画面にいる猫に対して。

準備された「動き」をマウスでドラッグ&ドロップして組み合わせることで猫が指示通りに動かせるというものでした。

これなら画面に文字だけ表示されるだけより、子どもにも理解しやすく最初の一歩として始めやすいと感じました。

小学校でプログラミング学習を始めるわけ

そもそも小学校でプログラミング学習する目的は何なのか?と思い調べてみると文部科学省の新学習指導要領によれば、「プログラミング的思考」などを育成するものということです。

「プログラミング的思考」とは
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)

身近な生活の中に当たり前に溶け込んでいるコンピュータとプログラミングの働きを便利なものとして受け止めるだけではなく、目的に応じて自分の意図した処理を行わせることができる技術を体験し早期から学ぶことで、将来、試行錯誤しながら新たな価値を生み出していくことができる人間を育てていきたいという想いがあるようです。

カリキュラムにプログラミング教育を含めることについて思うこと

自分の過去を振り返りますと。。
高校まではほとんどPCを触る機会もなくプログラミングの勉強を始めたのは情報処理系の大学に入ってから。その大学を選んだ理由もTVゲームが好きで、漠然とプログラミングが出来ればそう言う仕事に近づけるのでは?といった思いからでした。実際に仕事で役立った技術や思考は、社会人になってから学んだものがほとんどです。

「教育」に関してはど素人ですし、自分がわが子に教えることすらままならない状態でしたが、学校の先生が20人~30人の子ども達を相手に説明するのは大変だろうな、どこまで子ども達にプログラミングのことが伝わるのかな。。。 と思ったのが率直な感想です。

そもそもプログラミングを教えることが出来る先生もどれくらいいるのだろうか? ただでさえ忙しい先生方が新しい教科としてプログラミングを教えることができるものなのかな。と。。。

とは言いつつも、私もこの業界が長いので、実際にプログラムを作成し、出来上がったコードが正しく動作した時に得られる達成感や充実感も知っています。 子供達も授業の中でこういった経験を少しでも積み重ね、プログラミングって面白い。とちょっとでも感じてもらえればなぁ、思っています。

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