ブログメニュー
プラットフォーム事業部
2026.02.10

目次
皆さま、こんにちは。グローバルウェイのKです。
制御エンジニアからWebエンジニアへの転職を希望される方へ向けて、Webでも活きる制御経験者の強みを、自身の経験をもとにお伝えします。
制御エンジニアからWebエンジニアへの転職は、大変だと感じる人が多いかと 思います。
私は制御系アプリエンジニアとして18年働き、プロジェクトリーダー(PL)や係長も経験しました。その後、Webエンジニアへキャリアチェンジしています。
正直に言うと、最初は「今までの経験がどこまで通用するのか」がまったく見えませんでした。
ですが、Web開発の現場で仕事をするうちに、実感したことがあります。制御エンジニアとして身につけてきた力は、Web開発でも確実に武器になる、ということです。
今回はその中でも、「これは本当に活きている」と感じた強みを3つ紹介します。
制御開発では、仕様の曖昧さは致命的です。
条件分岐の抜けや想定漏れが、最悪の場合は事故につながります。
そのため、「この条件のときは?」「例外は?」「境界値は?」と、細かく確認する文化が根付いています。
Web開発に来て最初に驚いたのは、仕様がかなりふんわりした状態で実装が始まることでした。
ただ、その中で「このケースはどうなりますか?」と自然に確認できたのは、制御出身だったからだと思います。
結果として、後工程での手戻りを減らせたり、レビューで評価されたりする場面が増えました。 仕様を詰める力は、そのままWebでも信頼につながると感じています。
制御系では、「正常系より異常系を考えろ」と教えられます。
通信が切れたらどうするか、データが壊れたらどうするか、復旧できなかったらどうするか。
常に最悪のケースを想定します。
この考え方は、Web開発でもかなり重宝されます。
例えば、APIが失敗した場合の挙動や、想定外の入力が来たときの処理などです。
「これ、落ちたらどうなりますか?」
この一言を投げかけるだけで、チーム全体の設計が一段階よくなることもあります。
障害対応は負荷が高い業務ですが、設計段階での予防に目を向けられるのは、制御エンジニアならではの強みです。
PLや係長を経験している制御エンジニアは、「自分が書いたコードが、全体の中でどう影響するか」を考える癖がついています。
Web開発でも、タスクの分け方やレビューの観点、スケジュール感など、コードを書かない部分での貢献が意外と多くあります。
「ここは今やらなくていい」「先にここを固めた方が安全」、こうした判断は、過去のプロジェクト経験がそのまま活きる場面です。
Webエンジニア=若手が多いイメージがありますが、経験値のあるエンジニアがいること自体が、チームの安定につながると感じています。
制御エンジニアからWebエンジニアへのスキルチェンジは、ゼロからのスタートに見えるかもしれません。しかし実際は、これまで積み上げてきた経験の多くを、そのまま持っていけるキャリアチェンジです。
これらはすべて、Web開発の現場でも確実に価値があります。
技術スタックは変わっても、「良いシステムを作るための考え方」は変わりません。
スキルチェンジとは、今までの武器を捨てることではなく、使える場所を広げることです。
制御エンジニアとして培ってきた経験は、思っている以上に強力です。
もし「自分はもう遅いのでは」と感じているなら、それは経験がある証拠でもあります。
Webの世界には、その経験を必要としている現場が確実にあります。
キャリアを変えるのは怖いですが、一歩踏み出すことで、これまでの経験が“過去”ではなく“資産”になる。
私はそう実感しています。現在転職を希望されている方への後押しになれば幸いです。