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こんにちは。2024年4月にグローバルウェイに入社し、ビジネスアプリケーション事業本部に配属されましたPです。
私たちグローバルウェイの24卒は2024年9月15日行われたETロボコン2024の東京・北関東地区大会に参加しました。本ブログではその準備過程から大会参加終了までの過程をご紹介します。
ロボコンはロボットコンテストの略称で、その名の通りロボットを製作して競い合う大会のことです。現在、日本ではNHK学生ロボコン、ETロボコン、ロボカップなど色んなロボコンが開催されており、大会によってルールや使用される機種、競技の内容が変わります。アメリカではロボット同士で格闘する大会もあり、ロボットに秘めた色んな可能性とポテンシャルをどこまで引き出せるかの戦いとも言える場所がロボコンです。
この度、グローバルウェイの24卒が参加したETロボコン2024は指定のコースを一周し、動作・タイム・モデル設計を競い合う大会でした。ロボットがコースに描かれた黒い線の上を走り、指定の区画の上にランダムに置かれたペットボトルを退かし、ゴールにたどり着くまでが一周です。
ETロボコンは使える機体が予め指定されているため、ハードウェアは参加者全員同じものを使う点が特徴です。この制限により、ETロボコンはソフトウェアの優劣を競う面が他のロボコンよりも強く、今までロボットに触れてこなかったWebエンジニアにも向いています。
ETロボコン2024の機体はRaspberry Pi、モーター、カメラ、カラーセンサーなどが載っており、Raspberry Piを操作するための環境であるRasPikeと言う開発環境(C言語)が運営から提供されていました。低コストで様々なIoT機器を開発できるRaspberry Piですが、今回はロボットのCPUとして使われました。
仕事を覚えるだけでも精一杯な新卒ではありますが、ETロボコンには「ある目的」があり研修の一環として参加する機会を得ました。ETロボコンへの参加は一つの小さなプロジェクトを通じてプログラミングスキルを磨くことは勿論、新卒同士で役割の分担から実装までを行い、進捗や目標を管理するPM(プロジェクトマネジメント)の練習をすることが参加の趣旨でした。
更に、ソフトウェアによる機械制御を経験し、Webだけではなくハードウェアの観点も鍛えられるだろうと言う期待がありました。日常のあらゆるモノがネット上で繋がり、操作されるIoT社会に備えて、Webエンジニアが出来ることは何かを考えるきっかけにもなります。
3ヶ月のJava研修を終え、7月から9月15日までの2ヶ月半の平日は半稼働(4時間)でETロボコンの準備をしました。午前中は各自の配属されたプロジェクトの業務を行い、午後からがロボコンの作業の時間でした。午前と午後でタスクが変わることで切り替えが少し大変でしたが、複数のタスクがある時の練習にもなりました。
チーム別けが発表された後はまず規約を確認し、チームメンバー全員が競技のルール、審査基準と禁止行為を覚えました。ロボコンに費やせる時間が限られていたため、どの区間に集中すれば一番効率よくポイントを稼げるのかを考えました。ETロボコン2024では、フライングスタートが一番大きい減点であることを知り、ロボットのスタートボタンが押されてから1秒経った後に動きだすようにソースコードを書きました。
規約を読み終えた後はタスクを洗い出し、WBSを作成しました。個人開発では計画を細かく立てることなく、作業を進めていたため、各自の役割と納期(大会日)、過程を意識して細かい計画を立てるのは大変でしたが、良い練習になりました。
企業として参加している以上、機体(ロボット)は備品、作業は工数、参加費は経費扱いになります。故に試走会の参加や機体の使用にも社内の承認が必要でした。考えていなかったことも実は申請・承認が必要で、最初は慣れないことばかりでしたが、社内マニュアルから必要な手続きのフローを確認し、直接申請をする過程で少しは社会人としての常識を覚えられたのではないかと思います。
ETロボコンはモデル設計も審査対象となるため、UMLを用いてクラス図、アクティビティ図、パッケージ図を作成しました。Webサービスのフローチャート、データベースのER図と似ているようで違う設計図に最初はとても戸惑いました。
プログラミングはコードを書いたらロボットを走らせ、速度や角度を修正したらまた走らせる調整の連続でした。現実で走らせる以上、地面との摩擦や敷いた布のしわ一つでも動作が変わるのがロボットです。調整を繰り返す過程で環境にエラーがないなら、毎回同じ動作をするWeb開発と組み込み開発の違いを実感することができました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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