2024年8月沖縄県企業誘致セミナー:第1弾【キーノートスピーチ編】

こんにちは。グローバルウェイのビジネスアプリケーション事業本部のYです。
「未来を見据えた選択」~沖縄で進化するIT産業~
2024年8月8日(木)に開催された「沖縄県企業誘致セミナー」において、昨年に引き続き、沖縄進出企業としての視点から現地のリアルな状況をお伝えするため、グローバルウェイはキーノートスピーチ(基調講演)で登壇させていただきました。 今年は代表取締役社長兼CEOの小山が「アジア展開の布石、沖縄のポテンシャルとは」というテーマでお話させていただきました。

昨年は取締役CTO兼CISO 梁 行秀が登壇
沖縄県企業誘致セミナー in 東京(IT関連企業向け)「なぜあの会社は沖縄を選んだのか」
~新たなビジネス拠点として「沖縄進出」という選択~

このブログではキーノートスピーチの内容をご紹介いたします。
なぜグローバルウェイが沖縄に拠点を構えたのか、ご紹介します。

セミナー概要

開催日 :2024年8月8日(木)
開催時間:14:30~18:00
開催場所:九段会館テラス コンファレンス&バンケット 鳳凰 (2階)
     東京都千代田区九段南1丁目6-5
参加条件:・地方進出を考えている企業様
     ・新たなビジネス機会の創出に関心のある企業様
     ・沖縄県内のビジネス環境や人材確保のリアルな状況を知りたい企業様
主催  :沖縄県商工労働部企業立地推進課
運営  :一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)
     「令和6年度沖縄県投資環境プロモーション事業」

開催の背景・目的

「沖縄県企業誘致セミナー」は、地方進出を考えている企業、新たなビジネス機会の創出に関心のある企業、沖縄県内のビジネス環境や人材確保のリアルな状況を知りたい企業に向けて、沖縄県の魅力を伝えることを目的に開催されました。

今回グローバルウェイは、沖縄での新規事業・新規拠点開設のきっかけ作りや沖縄のリアルをお伝えするため、沖縄進出企業として、キーノートスピーチとトークセッションに登壇しました。

-キーノートスピーチで代表取締役社長小山が語る
「アジア展開の布石、沖縄のポテンシャルとは」
~グローバルな視点から見た沖縄の魅力~

なぜ沖縄に拠点を作ったのか、実際に作ってみてどうなのかを中心にお話しました

1. 沖縄を選択した理由①:優秀な人材(新入社員)

色々な学校を見学してみて、多様性があり、ITの教育をしっかり行っている印象がありました。特に専IT技術やプログラミングを教えている専門学校や大学があるということはSI会社である私たちにとっては魅力的です。
ソフトウェア工学だけでなくIoTなどの機械と連動したものを取り扱う研究など、高度なことを各組織が行っており、素晴らしい環境があると感じました。
また、県内で就職希望をする学生が多く入りということもあり、沖縄に拠点を構えれば優秀な人材が集まってくださるのではないかと考え、沖縄に拠点を構えることにしました。

2. 沖縄を選択した理由②:地理的優位性

· 沖縄はアジアの中心
沖縄は、アジア20億人の巨大マーケットの中心に位置しています。
「グローバルウェイ」は社名の通り、海外展開も視野に入れているため、沖縄は、韓国・中国・ベトナムなどはその中心となる重要な基盤となります。またアジアから優秀な人材を採用し、沖縄で活躍していただくことも可能でしょ。

· アクセスのしやすさ
国内外の路線が充実しており、東京から沖縄に行くときも気軽に様々な路線を選択できるので、チケットを確保しやすい利点があります。
また、空港から市内へのアクセスのしやすさも良いところの1つです。地方の空港だと、中心地に向かうのに1時間以上かかることもありますが、沖縄の場合は、空港から那覇市中心部まで15~20分とアクセスしやすくなっています。

これらの理由から、これからのグローバルウェイのビジネス拡大を考えると、沖縄のロケーションは非常に適していると感じています。逆に課題とするならば、海外便が少なく24時間営業の空港がないため、将来的に改善されることを期待しています。

3. 沖縄県を選択した理由③:支援の輪

グローバルウェイが初めて地方に拠点を構えようとしたのが沖縄で、どのように人を雇用してビジネスを定着させていこうかと心理的不安がありました。
拠点を構えるにしてもどこにするか、誰に相談すればよいかわからず不安がありましたが、自治体の相談窓口や支援組織がたくさんあり、非常に親身に相談に乗っていただきました。
どのようなことをしたいか伝えるとそれに見合ったロケーションなどをご提案いただくなど、積極的に動いていただいたおかげで、拠点開設を3ヶ月という期間でスピーディに進められました。
これから始めようとする沖縄から海外へ進出するという新しいチャレンジを 支援してくださるような枠組みも豊富にあります。

立地後(作ってみてどうだったか)

沖縄に拠点を構えた後に移住したメンバーにヒアリングをしました。

移住してよかった点

  • 圧倒的な自然 :海・山・空気の綺麗さ
  • アレルギーからの解放 :子供が喘息を持っていて発作などがあるが、空気がきれいな環境に行くと解放されて家族の暮らしも安定している
  • アジアとの距離 :非常に近いというのも大きな魅力

沖縄進出してみて心配し過ぎたなと思う点

  • エンジニアは結構いる

最近は、IT企業が沖縄に集まってきているということもあってエンジニアは増えている。IT事業としては進出しやすい場所だと思う。

沖縄では、IT技術を使ったイベントがたくさん開催されており、スポンサーとして支援したり、実際にイベントに参加することによって企業の技術を沖縄に提供し、貢献することもできます。
グローバルウェイは、東京で様々な企業に最先端のITを提供していることもあり、その技術を県内に提供できることも大きな魅力ではないかと思っています。
色々なイベントに参加したりスポンサーになったりすることで、学生たちと交流することができることも大きな魅力だと思います。

豊かな自然環境にも関係しますが、東京にいると農業などの第一次産業の方と話をしたり、そこにITの何を活用できるか議論するような機会は少ないです。 沖縄は第一次産業に携わっている方が多いので、グローバルウェイがスポンサーとして支援している琉球大学のハニー養蜂部のように、養蜂業者とITの技術の活用について議論・検討して、何か新しくソリューションができないかを議論する機会も多く恵まれているのではないかと思います。

沖縄県に進出するときのアドバイス

沖縄に拠点開設を考えている方は、沖縄県商工労働部企業立地推進課、ISCOへにぜひご相談ください。支援が非常に充実しているので拠点開設への道が拓けてくるのではないかと思います。
実際に訪問して、見て、聞いていただくことでより実感がわきますし、非常にオープンに接していただけます。学校に訪問させてほしいと連絡すると、すぐに日程調整をしていただき、訪問することも出来ました。

沖縄には、東京ではできないような体験・機会が豊富にあるので、ビジネスの取り組みを企画しやすい環境があります。IT産業活性化のために、沖縄県が行っているプログラミングの教育などによる人材育成の取り組みに対して、教育プログラムなどを支援するなど地域に貢献できることも沖縄ならではの利点ではないでしょうか。

私たちは、沖縄に進出してよかったと体感しているので、ぜひ沖縄に行くチャンスがあれば、ぜひ参考にしていただければと思います。
ブログ後編では当日のトークセッションの内容をご紹介いたします。
➤➤➤トークセッション編に続く


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最後までお読みいただきありがとうございました。

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