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こんにちは。グローバルウェイのビジネスアプリケーション事業本部の I です。
今、私はエンジニア人財を育てるべく、教育の仕組み作りや、若手エンジニアのプログラミング教育に取り組んでいます。
この記事では、人財教育への想いと、現在までの取り組みを紹介したいと思います。
某旧帝大で大学院工学府の修士課程を修了後、新卒からシステムエンジニアとして従事し、Webアプリケーションの開発を主体にキャリアを積んできました。
使用言語はJava、PHPを経験し、近年はPythonをメインとしています。
新人時代はOracle Master 10g Silver、Cisco Certified Network Associate (CCNA) などの資格を取得しました。直近では、Python3エンジニア認定基礎試験、Python3エンジニア認定実践試験、Python3エンジニア認定データ分析試験、Pythonとネットワークの自動化基礎検定といった、Python系の資格を全て取得しています(2024年10月1日時点)。
エンジニア教育の講師経験としては、業界2年目の時に、当時在籍していた企業の教育事業にて、職業訓練の講師を2ヶ月間、SES事業を営む企業の社内待機の若手エンジニア向けの育成講師を2ヶ月間経験しました。
その後、多数のプロジェクトでの開発経験を積み、2022年半ばよりグローバルウェイに入社しました。2023年に入ってまもなく、自ら「人財教育に貢献したい」と取締役の梁に話をしてから、教育を主体とした業務と、業務における作業の平準化などの課題解決にも取り組んでいます。
2023年は教育の土台を作る1年でした。
内部では、Python教育の仕組み作りに奔走しました。この1番の狙いは「メンバーの定着」でした。「Javaの開発経験はあるが、Pythonの経験はない」という開発エンジニアは多く、Python-Django開発現場に入るためのハードルを下げることが必須だと考えました。
そのための教育の仕組みが功を奏し、社内開発メンバーの顔触れが安定したと感じています。
また、その仕組みを社員だけでなく、協力会社のメンバーやインターン生の体験にも適用しました。その仕組みとして開発したカリキュラムは、現在の「グローバルウェイ Python無料教育サービス(3days)」の礎にもなりました。
その過程で、Python3エンジニア認定基礎試験、Python3エンジニア認定実践試験、Python3エンジニア認定データ分析試験の受験を促し、グローバルウェイがPythonエンジニア育成推進協会のプラチナ認定インテグレーターを獲得することにもつながりました。
一方で、外部研修の発信は、 IT勉強会の支援プラットフォーム 「connpass」でのイベント発信を主体に取り組みました。月に一度のGit入門講座、Git実践講座の開催を通し、グローバルウェイの教育イメージ構築のための入り口を作ろうとしました。
その過程で、「外部に発信することの必要性」はもちろんのこと、「外部に発信するときに気をつけるべきこと」、「発信までに必要な準備のための計画の考え方」、「イベント開催を実行に移すまでの動き方」を、私の経験値として得られました。
私にとって、このようにしてイメージできる材料が増えていくことは、私の能力を最大限に生かす起爆剤となります。これらは、それを見越しての動きだったと捉えており、一見、点に見えるようなものも、私には線になっていると感じていました。
さらなる教育の知見を深めるため、2024年春の3ヶ月間、某教育機関の講師として参加し、Javaプログラミング研修の新人教育に従事しました。
受講生である新人たちは、学習カリキュラムに従い、自習形式で進めます。Javaの基礎学習から始まり、最後の10日間はチームを組んで模擬開発演習に取り組み、合計52日間のカリキュラムを消化します。
質問があればシステムから質問を送り、それを確認してから受講生の席で教えました。
また、進捗がやや遅れている受講生には、独自のレクチャーを行いました。
ここで私が講師として持つ付加価値が役に立ちました。「現場経験を豊富に持っていること」です。現場を知るエンジニアだからこそできる教え方があります。他の講師と違いが出たのは「重要なポイントを理解させ、それがなぜ現場で生かせるのかを説明できたこと」です。
エンジニアにとって大切なのは「なぜそうなるか」を考えることです。その「なぜ」を考える力は、お客様に寄り添ったシステムを作れるかにもつながってきます。それは、単なる技術力の提供だけでなく、Webアプリケーションであれば「見やすさ」「使いやすさ」といった品質を提供することになります。
「将来的にそのような考え方ができるエンジニアになってほしい」という想いを持って教えていきました。 その結果、私がレクチャーを施した受講生は、急激に理解度を向上させました。最終的には優秀な成績を残して研修を修了した姿を見て、大きな達成感を得られました。
私が教育に関わる想いの根底に、「共に長く働ける仲間を増やしていきたい」という想いがあります。「一人で成功して名声を得たい」というのではなく、「信頼できる仲間たちとより良い方向に進んでいきたい」という考えがあります。
仲間が増えていくと、仕事を進めるときに、様々なロスが発生することもあります。私はコミュニケーションロスが最も大きな問題になると思っており、それらを解決するには「一定の思想・信条」を共有しておくことが必要となります。そうなると、みんなが共有できる基礎教育の必要性、ひいてはその先にある作業の平準化の必要性にたどり着きます。そのため、私は「教育」と「作業の平準化」を表裏一体として取り組む必要があると考えます。
また、硬いことばかり話しても仕方ありませんので、ここで個人的な考えをぶっちゃけます(笑)。私が教育の役割を担うことで、現場を知るエンジニアの視点や私の思想も教育として施して共有することが可能になります。結果、その考えで成長したエンジニアは後年、根幹に私と共通した思想を持って仕事を進めるようになります。そうしたエンジニアが増えることで、最終的に私と仲間が仕事しやすい環境も自然と作り出されると考えています。
そして、人生で多くの時間を占める「労働」という時間が、せっかくであれば「仕事はただ辛いもの」と思わないで過ごせるようになってほしいと願っています。
私は、人と接することを苦にしない性格ですので、そうした考えから、私自身は「技術を使えるエンジニア」でなく「技術を継承させられるエンジニア」を目指すべきだと思っていました。それが人財教育を通すことで叶えていけるのではないかと思っています。
現実的な問題から考えて厳しいところも出てくるとは思いますが、根気強く取り組み、そのような理想を追求したいと考えています。
こうしたところから、私が「人材」ではなく「人財」と書いている理由も、ここに含まれています。そのため、「人をモノのように見ない。人は大事な財産である」と考えています。
以上の話から、エンジニア教育の必要性を感じていただけたと思います。このような魂を持った会社であって欲しいと思い、私は今後もその魂をエンジニアに注入します。
今後の教育への取り組みとして、短期・中期・長期で目指すべきイメージを持っています。
取締役梁から「好き勝手に語っているな(笑)」と言われそうですが、以下のような目標を持っています。
[1] 短期目標
前向きな気持ちを持って共に働いていける人財を増やしていくこと
[2] 中期目標
育てた人財が「働きやすい」と思える環境を作り出すこと
[3] 長期目標
前述した通り、私と仲間が長く快適に仕事できる環境を作り出すこと
これらの目標を達成するために、まずは教育コンテンツを充実させ、この目標に共感できる人財と出逢える機会を作りだしたいと考えています。
この目標に共感できる方の応募もお待ちしております。
最後に、この記事を読んでくださった貴方に感謝申し上げます。いつか貴方と共に働ける日を楽しみにしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を読んで、グローバルウェイにご関心をお持ちいただけたら幸いです。
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