Salesforce認定アドミニストレーター 合格体験記

こんにちは!ビジネスアプリケーション事業本部です。
この記事では、Salesforce認定アドミニストレーターの資格取得に向けて、試験概要とその対策方法や試験の感想について共有したいと思います。

Salesforce認定アドミニストレーター試験について

試験概要
Salesforce認定アドミニストレーターはSalesforce製品の実装・管理についての知識を認定する資格です。Salesforceの認定資格内では基本資格に位置づけられていますが、Salesforceの機能を幅広く網羅した試験範囲のため、広範囲かつある程度深い知識が必要となり、決して容易な試験ではありません。

※詳細は下記リンクをご参照ください。
https://trailhead.salesforce.com/ja/credentials/administrator


内容:多肢選択/複数選択方式の 60 問
時間:105 分
合格点:65%
費用:20,000 円(税抜)
受験方法:テストセンターまたはオンライン環境における監督下の試験。

受験前のスキルレベル
・Salesforceに関連する実務経験なし

試験に向けた準備

事前準備

試験範囲を確認する

まず勉強を始める前に受験ガイドで試験範囲とその概要を確認します。
ここで出てきた単語をある程度頭に入れておくと、後の勉強に取り掛かりやすいです。

※受験ガイドは下記リンクから確認できます
https://trailhead.salesforce.com/ja/help?article=Salesforce-Certified-Administrator-Exam-Guide

②Trailhead のアカウント登録

Trailhead とはSalesforceが提供している学習用オンラインプラットフォームです。
Trailhead は無料で利用できますが、利用前にアカウント登録が必要です。
Trailhead サイト(https://trailhead.salesforce.com/ja)の「サインアップ」ボタンから登録を行います。
登録は簡単でSalesforceアカウントがなくても、Googleアカウントやメールアドレス登録ですぐに始められます。

無料開発環境「Developer Edition」の取得

Salesforce Developer Edition(ディベロッパーエディション)は、Salesforceが提供する無料の開発環境です。
自由にSalesforceの機能を触れる環境のため、機能の確認や知識の定着化のため事前に取得しておくと便利です。
※Developer Editionサインアップ手順は下記リンクから確認できます
https://developer.salesforce.com/jpblogs/2016/04/developer-edition-signup/

勉強方法

公式Trailheadを行う

まずは、 Trailhead にあるSalesforce公式の認定アドミニストレーター資格のためのガイド付き学習パス「Trailmix」を解き、Salesforceの機能に触れ理解を深めます。
※Trailmixは、下記リンクをご参照ください
https://trailhead.salesforce.com/ja/users/strailhead/trailmixes/prepare-for-your-salesforce-administrator-credential

「Trailmix」は特定のスキルや目標に合わせてトレイルやモジュールを組み合わせて作成された学習パスです。それぞれのモジュールには、クイズ形式のものとChallengeという演習用組織を実際に動かす問題の2タイプがあり、問題を解くことでバッジが獲得できゲーム感覚でSalesforce機能への理解を深めることができます。
しかし、Salesforceの機能を幅広く網羅するため、それぞれのモジュールはかなりボリュームがあり、指示に従って操作を行うだけなので正直Trailheadだけではほとんど内容は頭に入ってきません。ただ、Salesforceの基本的な操作を学ぶことはできるので、Salesforceに関する基礎知識がない人は、一旦Salesforceの機能に触れるという目的でTrailheadを行うことをおすすめします。

ネット上の過去問題を解く

Trailhead を行い、ある程度Salesforceの機能への理解が深まったら、あとはひたすら過去問題を解きます。最初のうちは、問題文に記載されている単語すら分からないものばかりなので、分からない箇所があったらその都度調べながら問題を解いていきます。
調べていく過程でも知識がつくので、問題を解く、分からない単語や不正解の問題を調べることを繰り返し行いましょう。
ある程度知識が身についてきたら、違うサイトの問題を解くことで今までとは異なる視点からの問題や違った言い回しの問題文にも挑戦しましょう。問題文を暗記しただけでなく、機能自体の知識が深まっているかを確認することができます。
※ネット上の過去問題は情報が古いものや出題範囲が異なる場合もあるのでご注意ください。

Developer環境で実際にSalesforceの環境に触れてみる

過去問題を解いていく中で、明確になった苦手分野や頭の中だけではイメージしにくい部分は、Salesforceの環境を実際に触って確認することも大切です。
文章だけでは理解しにくい部分も実際に環境を触れて一連の動作を確認することでより一層理解が深まります。少し大変な作業ではありますが、理解・知識の定着率が高くなるので、過去問題とあわせて ぜひ実際に環境を触ってみてください。

試験当日の流れ

私は、近くにSalesforce認定試験の受験可能な会場があったため、オンサイトで受験しました。

A)試験開始の15分前までには会場に到着し、受付で本人確認のための身分証明書を提示する。
B)受験会場に持ち込めない手荷物は、会場内のロッカーに預ける。
C)受験会場に入る前にポケットの中や持ち込み可能品のチェックを行う。
D)監督官の指示に従い、指定の席につき画面に表示されている情報が自身のものであるか確認する。
E)試験開始

※2022年受験時の情報です。現在は会場によって異なる場合もあります。

受験後の感想

過去問題で取り組んだ内容の類似問題も多く出題されており、問題文は見たことあるのに答えが分からないことや答えに自信がないといった悔しい場面が多々ありました。過去問題で取り組んだ内容は確実に点を取れるように繰り返し解くことが合格に近づく一歩だと思いました。 また、単純な暗記問題だけではなく、ある程度Salesforceを使用したことがある前提でユースケースを問われる問題も出題されるため、単語を調べる際や過去問題を解く際に気になった部分や文章だけでは理解しづらい部分は、実際に環境を触って確認することが一番大切です。環境に触れて確認し、理解することを繰り返し行えば、必ず正答率は上がっていくと思います。
この記事がSalesforce認定アドミニストレーター試験の受験を考えている方のご参考になれば幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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